一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について
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新型コロナウイルス感染症と「難聴」について

 新型コロナウイルス感染症への感染防止対策として、マスクをつけて会話をすることが、当たり前の光景となりました。ところが、話し手がマスクをつけていると、言葉が不明瞭になります。口の動きや表情も見えません。きこえの不自由がある方にとっては、話し手が何を言っているかわかりにくい環境です。さらに、きこえの不自由な方に対して、話し手が耳元で話すような場面が見られますが、飛沫による感染のリスクが増加します。新型コロナウイルス感染症が流行している今、きこえの不自由がある方は、補聴器を装用することにより、きこえが改善されるだけではなく、感染の機会を減らすことができるかも知れません。
 コロナ禍における補聴器の装用にはポイントがあります。マスクを外すときに、補聴器が落下し、紛失や破損してしまうことがあります。落下防止用のクリップや、マスクをクビにかけるような補助具を使うとよいでしょう。また、新規に補聴器を購入する際には、少し費用がかさみますが、ゴムとぶつからないように耳穴式を選択するのも一手です。耳かけ式を選択する場合は、ご自分の耳にフィットしたイヤーモールドを作成すると外れにくくなります。
 きこえの不自由を感じている方は、まずお近くの補聴器相談医を受診し、補聴器が必要かどうか、治療が必要な病気がないか診察を受けましょう。また、補聴器を購入する際には補聴器相談医から販売店の紹介を受けて下さい。補聴器は医療機器ですから、確定申告の際に医療費控除が受けられることがあります。ご自身のきこえの程度とニーズに合った適切な補聴器を選ぶようにしましょう。

2021年4月8日
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会