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<急性音響性難聴>
 あきこさんは、昨夜友達とロックコンサートに行きました。ステージのすぐそばで良い席だったのですが右前に大きなスピーカがあり、かなりのボリュームでした。会場にいるときは気づかなかったのですが、家に帰ると右耳のつまった感じがありました。翌日起きると右耳にキーンという耳鳴りがして、聞こえもやや悪いように思いました。
1)急性音響性難聴とはどんな病気ですか?
 強大な音にさらされることによっておこる難聴で、内耳の障害によるものです。ロックコンサートやディスコなどでおこった場合にはロックコンサート難聴、あるいはディスコ難聴と呼ばれます。
ロックコンサートに行った直後から、耳のふさがったような感じや、難聴、耳鳴り(キーンあるいはピー)がするといった症状が出ます。帰宅までに治ることもありますが、翌朝になっても消えないこともあります。通常、耳の痛みやめまいを伴うことはありません。
2)急性音響性難聴は治りますか?
 難聴の程度が軽く、早く治療を開始した場合は治ることもありますので、難聴や耳鳴りを自覚した場合はできるだけ早く耳鼻咽喉科を受診することが必要です。一時的に治っても、同じことをくり返していると治りにくくなることがあります。
3)急性音響性難聴の予防法はありますか?
 スピーカからできるだけ離れるようにするなど、強大な音にさらされないよう注意することです。音に対する感受性は個人差が大きく、同じように強大な音にさらされても難聴をおこす人とおこさない人がいます。となりの人と会話ができないようなレベルの音にさらされ続けるのは危険です。また、ヘッドフォンステレオは、周囲に音もれがする程の音量で聞くのはやめましょう。