事業計画・事業報告
平成18年度会務および事業報告
定款第5条に基づき、前年度に引き続き、耳鼻咽喉科関係の研究・調査、講演会・ワークショップなどの開催、機関誌・図書の発行、社会保障に関する調査などを行った。
通常総会
第108回通常総会を平成19年5月18日(金曜日) 石川県金沢市昭和町20-1 石川県立音楽堂コンサートホールにおいて開催。
学術講演会
第108回学術講演会を平成19年5月17日~19日の3日間、石川県金沢市昭和町20-1 石川県立音楽堂、同町16-3 金沢全日空ホテル、同市本町2-15-1 ホテル日航金沢において、古川 仭会長のもとに開催、会員の業績発表、特別講演および下記の宿題報告などを施行。
宿題報告
- 虚血性内耳病変の発症機序と臨床
暁 清文(愛媛大学教授) - 鼻・副鼻腔の炎症病態―遷延化とその治療
洲崎 春海(昭和大学教授)
業務事項
- 学術講演会助成金:
第108回総会・学術講演会のための経費1,300万円を助成した。 - 奨学金:
宿題報告者 暁 清文、洲崎春海会員に対し奨学金を贈呈した。 - 事業
- 総務部
- 平成18年5月12日第107回総会において、平成18・19年度役員の選任を行い、理事会を組織した。
- 定款・定款施行細則の問題点について引き続き検討した。
- 都道府県地方部会長会議ならびに医育機関代表者会議を開催し、当面する問題について討議した。
- 日本学術会議、日本医学会、日本専門医認定制機構、厚生労働省ならびに文部科学省の事業に協力した。
- 日本眼科学会との感覚器医学協議会を開催した。
- サブスペシャルティについて検討した。
- 14国公私立大学等による特定領域専門医対策部会を開催した。
- 関連する3学会(聴覚医学会、めまい平衡医学会、耳科学会)と講演会・研究会の在り方について検討した。
- 第46回「鼻の日」、第52回「耳の日」を主催し、都道府県地方部会ごとに行事を実施した。また、耳鼻咽喉科に関する広報活動を行った。
- ホームページをリニューアルした。
- 「子どものみみ・はな・のどの病気Q&A」、「新生児聴覚スクリーニング後の精密聴力検査機関リスト」、「日耳鼻補聴器相談医運用細則」、「小児人工内耳適応基準」を引き続き日耳鼻ホームページ上で公開した。また、「耳の日」の行事、「歯科口腔外科に関する検討会」資料を公開し、「理事会ニュース」などによって情報伝達の充実をはかった。
- 日耳鼻会報が科学技術振興機構(JST)による電子アーカイブ事業対象誌に選定された。
- 研修医(新医師臨床研修制度による)および医学部学生の学術講演会の参加を認めた。
- 耳鼻咽喉科地域医療に関する全国調査を実施した。
- 地域における耳鼻咽喉科医療を推進、充実するため、日耳鼻学会・医会協議会を開催した。また、地域医療に関する情報伝達のための通信(ENT FAX)を行った。
- 嚥下障害講習会を平成19年4月7・8日東京都で開催した。
- 厚生労働省、国立身体障害者リハビリテーションセンター主催の「補聴器適合判定医師研修会」(平成18年7月10日~7月14日)(平成19年1月15日~1月19日)ならびに「音声言語機能等判定医師研修会」(平成18年9月11日~9月15日)の開催を後援し、また、講師を派遣して協力した。
- 「医療機器開発ガイドライン策定事業」ナビゲーション医療分野開発WGに参画した。
- 耳鼻咽喉科学に関連する法などに関して関係省庁や日本医師会と折衝を行った。
- 耳鼻咽喉科学に関連する学会と緊密な連絡をはかり、情報の収集、共通の問題について検討した。
- 厚生労働省先進医療専門家会議に協力した。
- 歯科口腔外科の咬合不全と聴力および耳鳴りとの関連記事が新聞報道されたことに対し、厚生労働省に異議申し立てを行った。
- 小企業における騒音性難聴の定期的聴力検査と指導について、行政的配慮を要望する要望書を厚生労働省に提出した。
- 国際耳鼻咽喉科学会連合(IFOS)の事業に協力した。
- 財団法人国際耳鼻咽喉科学振興会(SPIO)の事業に協力した。
- 最高裁判所医事関係訴訟委員会からの鑑定人の推薦依頼について協力した。
- 警察からの捜査関係事項照会について協力した。
- 診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業について協力した。
- 大学評価・学位授与機構に専門委員候補者を推薦した。
- 会員台帳などのデータベースの構築化をはかった。
- 会員名簿(平成18年度版)を刊行した。
- 経 理 部
平成18年度決算書ならびに平成19年度予算案などを作成した。 - 会 報 部
会報の普通号11冊、予稿集号1冊(109巻4号)を刊行した。一回の発行部数は11,050 部。また、英文誌(Auris Nasus Larynx)普通号4冊を刊行した。 - 専門医制度部
- 平成18年度専門医認定は試験による者257名、更新による者741名、取り消し(逝去・退会・不更新・単位不足・総会、専門医講習会不出席による)は156名であった。また、本年度研修施設認可は12施設、認可更新は133施設であった。これにより平成19年3月31日現在の専門医総数8,331名、認可研修施設は730施設である。
- 平成11年度専門医認定者の更新手続を行った。
- 「専門医通信」第87号~90号を発行した。
- 平成18年度専門医認定試験を平成18年8月4・5日東京都で実施した。
- 日耳鼻専門医証(IDカード)の導入を関連する学会へ依頼し、日本耳科学会、日本めまい平衡医学会、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会で実施した。
- 認可研修施設指導責任者・専門医制度委員会合同会議を平成19年1月27日東京都で開催した。
- 学 術 部
- 専門講座を会報に掲載した。
- 第32回夏期講習会を平成18年7月8・9日大阪市で開催した。
- 第20回日耳鼻専門医講習会を平成18年11月18・19日福岡市で開催した。
- 社会医療部
- 保険医療委員会
(1)各ブロック保険医療委員会を効率的に運営するためのブロック会議連絡会を平成19年2月18日に開催した。
(2)第1回保険医療委員会全国協議会を平成18年9月9・10日東京都で開催した。
(3)耳鼻咽喉科保険医療実態調査を行った。 - 福祉医療委員会
(1)第32回全国身体障害者福祉医療講習会および第12回補聴器キーパーソン全国会議を平成18年6月10・11日つくば市で開催した。 (2)補聴器相談医の認定証を発行した。 - 医事問題委員会
第31回医事問題セミナーを平成18年6月10・11日盛岡市で開催した。 - 平成18年度社会医療部関係全国会議を平成19年1月27・28日東京都で開催した。
(1)保険医療委員会ワークショップおよび全国会議
(2)産業・環境保健委員会全国委員長会議
(3)福祉医療委員全国会議
(4)福祉医療・乳幼児担当者全国会議
(5)学校保健全国代表者会議ならびに学校保健研修会
(6)医事問題委員会ワークショップおよび全国会議 - 勤務医師賠償責任保険、団体長期障害所得補償保険、所得補償保険制度を継続し、運営した。
- 保険医療委員会
- 総務部
- 会議
- 評議員会:第108回通常評議員会を平成19年5月16日金沢市で開催。
- 理事会:平成18年4月から平成19年3月まで9回開催した。
- 医育機関代表者・都道府県地方部会長会議:平成19年5月16日金沢市で開催した。
- 都道府県地方部会長会議:平成18年11月19日福岡市で開催した。