一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会

学会からのお知らせ

口腔がん(口腔癌)、舌がん(舌癌)の治療

 口腔がんとは口のなかにできるいろいろながんを総称した病名です。口腔がんのうち、最も多いのが舌にできる舌がんです。このほか、舌と歯ぐきの間にある口腔底という部位にできる口腔底がんや、頬の内側の粘膜にできる頬粘膜がんなどが含まれます。
 口腔がん、舌がんは、「頭頸部外科って何でしょう?」、「頭頸部がん(癌)とは?」に解説されているように、頭頸部がんの一つで、耳鼻咽喉科・頭頸部外科医が専門家(口のなかのがん(癌)は誰が診るの?)として、診断、治療を担当しています。がんの診療では、がんのできた口や舌といった限られた部位だけでなく、全身的な医学的知識が必要になります。また口腔がん、舌がんの場合は、人間が生きていく上で大変重要な呼吸、食事、会話などの機能に影響を及ぼします。そのため全身を診ることができる医学的な研修を受けた医師である耳鼻咽喉科・頭頸部外科医による治療が必要です。

2008年1月29日掲載