「人生100年時代」を生き抜くために

医療の発達や衛生環境の改善などによって今や、「人生100年時代」に突入しました。

しかし、寿命が伸びればそれで良いというわけではありません。2000年にWHO(世界保健機関)が 「健康寿命」という概念を提唱して以来、単なる寿命ではなく、「健康に生活できる期間」をいかにして延ばすかが、 「人生100年時代」を生きる私たちの大きな課題になっています。 寿命は長さだけでなく、その質も重要である、というわけです。

健康寿命を考えるにあたっては、認知機能や運動機能の維持に関心が集まりがちですが、 聴覚(聞く)、味覚(味わう)、嗅覚(嗅ぐ)、平衡覚(バランスを取る)といった感覚機能や 嚥下(食べる)、発声(話す)などの生活の基本機能の維持も非常に大切です。 これらは、生活上の楽しみや日常生活の営みにも大きく影響する部分でもありますから、 生活の質を高めるためには、決して軽視することはできません。

このサイトでは、年を重ねていく中でより快適なライフスタイルを過ごせるよう、難聴予防の啓発を目的とした 「"Hear well, Enjoy life" – 快聴で人生を楽しく -」のサイトに加えて、 耳鼻咽喉科が担うその他の機能が、加齢によってどう変化するのか、それによって起こりうるリスク、 その予防策などについてお伝えします。

年齢を重ねても快適なライフスタイルを維持し、人生100年時代を健康に生き抜くためにも、ぜひご活用ください。