ネット調査で見えてきた耳鼻咽喉科・頭頸部外科

睡眠時無呼吸症候群を
耳鼻咽喉科で
治療できること
知っていますか?

ネット調査から、ご一緒に考えてみたいこと。

「睡眠時無呼吸症候群」という言葉、最近よく耳にしませんか?
長引くコロナ禍によるリモートワークの広がりや家にいる時間の増加が、働く環境だけでなく、食生活の変化、そしてこの病気の原因の増加にもつながっていたこと、ご存知でしたか? ネット調査によると、睡眠時無呼吸の症状が耳鼻咽喉科・頭頸部外科で治療ができることを知っていた人は回答者の51%、そしてこの症状で実際に耳鼻科の受診をしたことがある人は、わずか1%という、とても残念な結果でした。なぜならば、この睡眠時無呼吸症候群の治療は、実は耳鼻科の得意分野だからです。

この病気は、近年、重大な病気として認識が広まってきました。夜間の無呼吸による低酸素状態から、大きな鼾となり家族間のトラブルにつながるばかりでなく、充分に深い睡眠が取れないため、朝の不眠感や頭痛、日中の激しい眠気など、生活の質(QOL)に重大な影響をおよぼします。また、心筋梗塞などの血管の病気を引き起こし、最終的には患者の寿命の短さにもつながっていることが学術研究により明らかになっています。そして、日中の居眠りから交通事故や労働災害など社会的に重大な影響を及ぼす病気として、その治療の重要性がますます高まってきています。

(いびきを書いて寝る人、朝の不眠感に悩む人のイラスト等)

それでは、この重大な病気の原因は何でしょうか?どうやって治していったらいいのでしょうか?この病気は、多くが気道上部の閉塞や、気道の狭さから発症していると考えられます。そして研究から、この気道の狭窄は生れつきののどや顎、舌の形状の他、肥満が最も大きなリスク要因となっていることがわかっています。コロナ禍で、日中も家にいて口にするものや飲酒量が増え、体重が増加したという訴えが増す中、肥満が第一のリスク要因である、この病気の増加が危惧されています。

もしも、ご家族から大きな鼾を指摘されたら、朝の強い倦怠感や頭痛、日中の眠気を感じたら、近くの耳鼻咽喉科・頭頸部外科のクリニックに相談してみましょう。喉や気道の形状や機能の検査を得意としているのが耳鼻咽喉科・頭頸部外科、多くの街のクリニックの先生方がこの病気の検査や治療を積極的に行い、また肥満の防止への取り組み進め、効果をあげています。

この睡眠時無呼吸症候群を放置してしまい、症状が進むと、命を縮めることになるばかりでなく、子供さんが発症した場合、成長障害や学習障害に陥るなど、あらゆる年代に多くの問題点が指摘されています。身近にある耳鼻咽喉科・頭頸部外科が、今あるその症状を楽にしてくれるかもしれません。QOLを保ち長生きする人生へとつなげるために、上記のような気になることがあったら、まずはお近くの耳鼻咽喉科・頭頸部外科・頭頸部外科にお気軽に足を運んでみてください。身近で頼りになる耳鼻咽喉科・頭頸部外科がきっとお役にたつはずです。