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それぞれのがんの標準治療

頭頸部には、「呼吸をする」「飲み込む」といった基本的な生命の維持はもちろんのこと、「話す」「聞く」といったコミュニケーションに必要な器官、「味わう」「におう」「体のバランスをとる」など感覚を司る器官が集中しています。それらの機能が損なわれると日常生活に支障をきたし、QOL(生活の質)の低下にもつながりかねません。そのため、頭頸部がんでは、がんを治すための根治性とQOLとのバランスを保った治療が必要です。

鼻腔・副鼻腔がん

治療としては手術、放射線、抗がん剤を組み合わせた集学的治療が行われます。

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舌がん・口腔がん

口腔がんはしばしば首のリンパ節や全身に転移することから、がん自体の治療と同時に、その転移に対応した治療が必要となります。 舌がんは口腔がんの約半数を占めます。主な治療は、手術と放射線治療がありますが、手術が標準治療です。手術では切除範囲により再建手術を要します。手術ができない場合では、化学療法(抗がん剤)が用いられることがあります。

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喉頭がん

早期の場合、放射線治療が選択されることが多く、8〜9割近くは根治が可能です。喉頭部分切除による手術治療も選択可能ですが、放射線治療で根治できた場合は手術に比べ治療後の声の質がよいという利点があります。進行した場合、手術が行われることが多く、喉頭摘出により声を失う場合が多いようです。最近では喉頭機能を温存する目的で抗がん剤を併用した放射線治療が選択される機会も増えつつあります。

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唾液腺がん

治療は、通常は手術が中心になります。手術の内容はがんの悪性度や広がりによって判断されます。耳下腺内は目を閉じる、口唇を動かす、頬を動かすといった顔の筋肉の動きを司る顔面神経が走っています。 がん細胞はこの神経に沿って広がりやすいことから、たとえ顔面神経マヒがなくても、がんが癒着していれば切除しますし、特に悪性度が高いがんでは大きく切除して、顔面神経の移植が行われます。

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上咽頭がん

治療は、通常は放射線治療や抗がん剤に反応がよいため、これらを組み合わせて行います。上咽頭は頭の底に相当する部分で、十分な切除が容易ではないので、一般的に手術治療は行われません。ただ、頚部のリンパ節転移に対しては行れます。早期の浅く、小さな腫瘍には特殊なレーザー光線を用いた治療も行われます。

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中咽頭がん

中咽頭の扁平上皮がんに対する治療は、放射線治療、手術、抗がん剤による化学療法があります。従来は放射線治療が主体でしたが、再建外科の進歩により拡大切除が可能になりました。最近では、機能温存のために化学療法と放射線治療を同時併用する治療法も行れるようになり、病気の部位、進展状況など総合的に検討して治療法が決定されます。

※「扁平上皮がん」とは体を構成する組織のうち、扁平上皮と呼ばれ、体の表面や食道などの内部が空洞になっている臓器の内側の粘膜組織から発生するがんです。

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下咽頭がん

早期の場合には、放射線治療や喉頭温存を含めた手術療法を行います。進行した場合には、摘出手術が最も多い治療法です。手術を望まない方は化学放射線治療を選択できますが、治療成績にはそれぞれ差があるため、治療法の選択には医師との十分な対話が必要です。

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甲状腺がん

甲状腺がんの治療には、手術、放射線治療、薬物療法(ホルモン療法、分子標的療法、化学療法)などがあります。悪性度の高い未分化がんを除き、多くの場合、治療は手術が基本となります。

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