耳鼻咽喉科専門医の資格について
専門性に関する資格の取得条件
- 日本国の医師免許を有する者
- 臨床研修修了登録証を有する者(第98回以降の医師国家試験合格者について必要)
- 専門医認定申請時において、通算3年以上日耳鼻正会員である者
- 認可された耳鼻咽喉科専門研修プログラムを修了した者
- 基幹施設6か月以上、かつ連携施設1施設以上(3か月以上)で研修を行った者(プログラム制)
- 1編以上の学術論文(筆頭著者)を執筆し、3回以上の学会発表(日耳鼻総会・学術講演会、関連する学会、ブロック講演会、地方部会学術講演会、国際学会)を行った者
- 医療安全、感染対策、医療倫理の講習会をそれぞれ1回以上受講した者(院内の講習会を含む)(2024年度以前に専門研修を開始した者が該当)
- 専門研修の期間に、日耳鼻総会・学術講演会および日耳鼻秋季大会に各1回以上参加していること(2020年度以降に専門研修を開始した者が該当)
- 専門研修の期間に、日耳鼻が認定する「検査に関する実技講習」に1回以上参加していること(2025年度以降に専門研修を開始した者が該当)
- 日耳鼻が指定する共通講習A(医療安全、感染対策、医療倫理)を受講した者(2025年度以降に専門研修を開始した者が該当)
適正な試験の実施
専門医認定試験実施要項に基づき以下の審査を行う。
- 本学会へ提出された専門医認定申請書、履歴書、医師免許証(写)、専門研修プログラム修了証明書、臨床記録および研究業績リストに基づき専門医制度委員会において受験資格の有無を審査する。
- 前項の資格審査に合格した者に対して、試験委員会は筆記試験、小論文の出題と採点を行う。
定期的な更新制度
専門医の認定を受けた者は、5年ごとに認定の更新を行う。
2025年度専門医認定試験の申請について
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医制度規則に基づき、2025年度認定試験を実施いたします。認定を希望する者は、下記要領により必要書類に審査料を添えて申請してください。
記
1.資格
次のいずれにも該当すること
- 日本の医師免許を有する者(第113回以前の医師国家試験合格者)
- 専門医認定申請時において、通算3年以上学会正会員である者
- 2018年度以降の専門研修プログラム、もしくは2017年度専門研修暫定プログラムを修了した者、または2016年度以前に研修を開始し、認可された耳鼻咽喉科専門医研修施設において定められた研修カリキュラムに従い、専門領域研修を修了した者
※2018年度以降の専門研修プログラムで、休止期間が6か月を超え10か月以内の場合は、次の事項を満たすことで研修修了見込みとし、申請することができる。
(1)専門医認定試験前月(7月)末までに研修期間が3年6か月以上となる見込みであること。
(2)4年目終了時点で研修期間以外の修了要件を全て満たしていること。
2.提出書類
【2018年度以降の専門研修プログラム、もしくは2017年度暫定プログラムを修了した者】
- 専門医認定申請書
- 履歴書
- 受験票(氏名、所属地方部会名、性別、生年月日を記入、写真貼付のこと)
- 医師免許証(コピー)
- 臨床研修修了登録証(厚生労働省が発行したもののコピー、第98回以降の医師国家試験合格者のみ必要)
未登録、紛失等により受付期日までに提出できない場合は申請できません。 - 専門研修プログラム修了証明書
- 専門研修記録簿(A4用紙に全て印刷し、ホチキス止めで提出のこと。カルテ番号はわからないように黒塗りしてください。)
- 耳鼻咽喉科専門研修プログラム修了要件チェックリスト
※1~3→各地方部会長のもとにありますので所属地方部会長にご請求ください。
【2016年度以前に研修を開始した者】
- 専門医認定申請書
- 履歴書
- 受験票(氏名、所属地方部会名、性別、生年月日を記入、写真貼付のこと)
- 医師免許証(コピー)
- 臨床研修修了登録証(厚生労働省が発行したもののコピー、第98回以降の医師国家試験合格者のみ必要)
未登録、紛失等により受付期日までに提出できない場合は申請できません。 - 専門研修施設における専門研修修了証明書(研修記録簿1頁にあります)
- 研修記録簿(冊子)
※1~3→各地方部会長のもとにありますので所属地方部会長にご請求ください。
3.審査料
30,000円(資格審査料 10,000円、受験料 20,000円)
4.受付期日
2025年4月1日より同年4月30日まで(期日厳守)
5.書類提出先
所属する地方部会長
6.試験日および試験内容
2025年8月2日(土) 9時30分~11時30分 筆記試験(多肢選択単問)
12時30分~13時45分 筆記試験(多肢選択連問)
14時15分~15時00分 小論文
※試験時間は変更になる場合があります。
※2024年度試験より、筆記試験(記述式)に代わり筆記試験(多肢選択連問)が導入されました。多肢選択連問の例題を示します。
また面接試験は廃止となりました。
7.試験場
AP浜松町(東京都港区芝公園2-4-1 芝パークビルB館 B1F)
所属地方部会長より日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会事務局へ申請書が届きましたら、7月上旬に受理通知をお送りします。また、受領の審査終了後7月下旬に受験票、受験案内などをお送りします。なお、状況により発送時期が変更になる場合があります。
以上
2025年1月
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
理事長 大森 孝一
【注】ご不審の点があれば日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会事務局内 専門医制度委員会宛必ず文書にてお問い合わせください。
耳鼻咽喉科専門医志向者(専攻医)の日耳鼻入会について
臨床研修を修了し耳鼻咽喉科専門医を目指す専攻医は、一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会に入会してください。
ご不審の点があれば日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会事務局専門医制度委員会宛に必ず文書にてお問い合わせください。
専攻医は、研修実績を記載する専門研修記録簿をダウンロードしてください。