一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会

English
学会について

第7回理事会(2023. 1. 27)より

バックナンバー

1. 令和5年度各委員会の事業計画(案)および予算(案)ならびにWGの予算(案)について

 予算案については、今後財務委員会での確認等を経て、3月の理事会で承認を行うことが説明された。
 また、4年後に控えている日耳鼻事務局の移転、新たな事業や国際関係イベント等将来のために、年度末の収支差額に余裕がある場合は、繰越金の一部を積み立てるなど計画的に対応する必要性について、説明があった。

2.  第124回総会・学術講演会について

 中川尚志会長から標記についての変更、追加等など以下の説明の後審議を行い、これを承認した。また学術セミナーの演題名、司会、講師の詳細に関してはメール審議となった。

  • 定時社員総会および諸会議を5月17日(水)、5月18日(木)に行う。
  • オンデマンド配信を6月1日(木)から7月31日(月)の予定で行う。
  • 共通講習2(医療安全)の司会を兵頭政光会員(高知大学教授)に変更する。
  • 司会、講師の所属については、耳鼻咽喉科以外の場合は診療科名等を明記する。
  • 託児所に関しては事前申込み期間を設けて個別に対応する。
  • ライブ配信は行わない。

3. 定款施行細則の変更について

 標記について審議を行い、5月17日開催予定の定時社員総会に議題として諮ることを承認した。変更内容は以下のとおりである。

  • 宿題報告については、奨学金を贈呈することとされているが、財政的に厳しい状況であることから、宿題報告についても他の財源を充てることができるように、運用の弾力化を図る。
  • そのため、定款施行細則第24条第3項の「奨学金は、毎年の宿題報告者に贈呈する。宿題報告がない年は、奨学基金に繰り入れる。」を「奨学金は、毎年の宿題報告者に贈呈することができる。」に改める。
  • この改正は、令和5年5月17日から施行する。

4. Asia Oceania ORL-HNS Congress in 2027について

 標記について審議を行い、平野滋会員を会長とし、開催時期2027年3月23日(火)~26日(金)(あるいは3月24日(水)~27日(土))、開催地京都で立候補することを承認した。                  

5. CEORLのCo-opted memberについて

 CEORLから提案のあったCo-opted memberについて、同意することを承認した。なお、 CEORLと日耳鼻と共同して2年に1回お互いのセッションを行うこと等の細部については、国際委員会で検討することとされた。

6. 卓越した耳鼻咽喉科専門医育成プログラムの育成研究者へのinvited reviewについて

 卓越した耳鼻咽喉科専門医育成プログラム参加者16名にANLのreview投稿を依頼することを承認した。

7. 日耳鼻総会と日耳鼻秋季大会の参加回数について

 標記について、下記調査結果および外科系領域学会の総会・学術講演会での領域講習単位付与について報告があった。審議を行い、2023年度は従来どおりとすることを承認した。
 なお、現地参加者を増やす方策について、継続して審議することとなった。

  • 日耳鼻総会・学術講演会には2 回以上参加が約 80%であった。
  • 日耳鼻秋季大会は1回参加が約 40%であった。
  • 共通講習は57%以上が上限の3 単位以上取得して更新していた。
  • 領域講習は20 単位以上で合格だが、約7%は 10 単位以上余裕を持って更新していた。
  • 取得単位数の総計は41,990 単位(1,066 名)で、日耳鼻主催が約 51%、関連学会が約 13%、地方部会+その他が約 30%、補聴器講習会が約 6%であった。                 

8. 第48回全国身体障害者福祉医療講習会・第28回補聴器キーパーソン全国会議の会告について

 標記について、2023年6月10日(土)、11日(日)に甲府記念日ホテルで行うことを承認した。                     

9. 専門医育成・活用WGによるアンケート実施について

 40代以上の会員を対象にしたセカンドキャリアに関する会員向けアンケート、および若手医師、シニアドクター受け入れ病院に関する地域病院の求人に関する専門研修基幹施設へのアンケートを実施することを承認した。                        

10. 働き方改革WGによるアンケート実施について

 日耳鼻入会後10年以内の医師個人、日耳鼻会員の勤務医個人、基幹病院、頭頸部がん専門医所属施設に対する医師の働き方改革に係るアンケート調査を実施することを承認した。

11. 近未来の耳鼻咽喉科医療WGによる「花粉症重症化ゼロ作戦」について

 東京都地方部会への「花粉症重症化ゼロ作戦」モデル地区への参加依頼、およびロゴ募集について承認した。

12. 新規医療の開発と実用化推進WGによるアンケートの実施について

 行政機関との人事交流に関するアンケートを実施することを承認した。

13. 参与の推薦について(京都府地方部会)

 標記について髙橋晴雄会員、佐藤宏昭会員の参与推薦があり、審議の結果、これを承認した。

14. 会員の入退会について

 新入会正会員1名、新入準会員3名を承認した。また、届出退会正会員34名、逝去退会正会員5名があった。これにより、2023年1月27日現在、正会員11,172名、名誉会員15名、準会員56名、在外会員3名、賛助会員8名の合計11,254名となった。

15. 第36回秋季大会について

 標記について、参加登録者4,095名(有料3,819無料276)、現地来場1,127名、オンライン3,258名であったこと、およびテキスト送付日程等が報告された。             

16. 3月3日耳の日記念メディアセミナーについて

 標記について以下の報告があった。
  タイトル:「待ったなし!ライフサイクルに応じた難聴対策」
  日時:2023年2月10日(金) 15:00-17:00
  場所:オーストラリア大使館 B2 Waratah Hall

17.  認定言語聴覚士講習会(摂食嚥下障害領域)への講師派遣について

 標記について日本言語聴覚士協会から協力依頼があり、4名の会員を推薦したことが報告された。

18. 2023年度日本医学会連合「領域横断的連携活動事業(TEAM事業)」について

 標記事業に対して、日本生理学会、日本公衆衛生学会、日本老年医学会、日本老年精神医学会、日本神経学会、日本言語聴覚士協会の6団体と共同して、「加齢性難聴の啓発に基づく健康寿命延伸事業」に応募したことが報告された。

19. 代議員の逝去について

 部坂弘彦代議員の逝去が報告された。

20. ホームページ掲載について

 標記について、下記報告された。
(1)「LITALICOワークスお役立ち仕事コラム『メニエール病とは?原因や症状、治療方法や仕事をする上での対処法を解説』」掲載のお知らせ
(2)「LITALICOワークスお役立ち仕事コラム『感音性難聴とは?原因や症状・治療方法や無理なく仕事を続けるためのポイントを解説』」掲載のお知らせ
(3)「聞こえを取り戻す難聴対策最新情報」12月10日(土曜日)午後8時から45分、「チョイス@病気になったとき(NHKEテレ1・東京)」放送のお知らせ
(4)「小林久隆がん治療研究者」12月11日(日曜日)午後11時10分、「情熱大陸(毎日放送)」放送のお知らせ

21. 日本リハビリテーション医学会との合同シンポジウムについて

 標記について、以下の内容で実施することの報告があった。
  学会:第60回日本リハビリテーション医学会
  日時:2023年6月29日(木)~7月2日(日)
  場所:福岡国際会議場
  シンポジウム名:合同シンポジウム25 耳鼻咽喉科領域のリハビリテーション

22. 「用語集」の改訂作業について

 標記について、関連する各学会に標記作業について依頼を行い、該当しない領域に関しては学術委員会が担当することなどが報告された。
 また、本用語解説集についてはWebで公開することが報告された。

23. IFOS Yokohama 2026誘致活動について

 標記について、日本は投票第3位で横浜への誘致が叶わない結果となったこと、開催国はトルコとなったことが報告された。

24. 2023 AAO-HNSF Annual Meeting symposiumへの参加と座長・演者の推薦について

 標記について欠畑誠治会員(座長および演者)、金丸眞一会員(演者)、神崎晶会員(演者)を推薦したことが報告された。

25. 専門医の取り消しについて

 標記取り消し4名(届出3名、逝去1名)があり、2023年1月27日現在、専門医数は8,558名であることが報告された。

26.  騒音障害防止のためのガイドラインの改定について

 標記ガイドラインについて、改定の経緯および具体的な改定箇所等に関して以下のような報告があった。

  • 新規労災認定者が多い業種(建設業、製造業等)における対策の徹底
  • 技術の発展や知見の蓄積を踏まえた見直し
  • ガイドラインの非対象作業場であっても、騒音レベルが高いと思われる場合には、ガイドラインと同様な騒音障害防止対策を講ずることが望ましいことを周知する。

27. WG報告

① 専門医認定試験改善WG
 標記について、下記の報告があった。

  • 専門医認定試験委員会を設置して、生涯教育部に置く。
  • ブラッシュアップ後の問題を3段階で評価し、各領域別にわけてデータベースを構築する。
  • 問題の出題形式、量、難易度について他基本領域の専門医認定試験の情報を収集し次回WGで資料を検討する。
  • 作問者(特に記述式)をブラッシュアップに参加させる。
  • セキュリティの高いクラウドの使用を今期から開始した。
  • 2023年度の面接形式はリモート面接。5ブース対応。10名の試験委員の先生に面接官を依頼する。
  • 低正答率問題、低識別指数問題の処理を理事長、試験委員長、副委員長の合議のもとに行う。

② 海外留学推進・支援WG
 標記について、海外留学に関するアンケート調査の結果が報告された。


③ 近未来の耳鼻咽喉科医療WG
 標記について、人工聴覚器、顔面神経麻痺、めまい、アレルギー性鼻炎、好酸球性副鼻腔炎、口腔がん、甲状腺外科、がん薬物療法、嚥下に関しての現況が報告された。


④ 言語聴覚士雇用促進WG
 標記について、秋季大会の際にSTとの診療に関する企画、ST養成校に対して実習先などについて調査を行うことが報告された。


⑤ HPV関連がんとHPVワクチンに関するWG
 標記について以下の報告があった。

  • 2022年11月11日(金曜日)に丸ビルコンファレンススクエアにおいて、日本産科婦人科学会と合同でメディア向けのセミナーを開催した。
  • 4価以上のHPVワクチンであれば、子宮頸がんや中咽頭がんに加え、耳鼻咽喉科領域では低リスクHPVで発症する喉頭・鼻副鼻腔乳頭腫の予防が期待できることから、現状を把握するためにDPCデータベースから喉頭・鼻副鼻腔乳頭腫の手術件数を抽出する作業を行っている。

⑥ 2025デフリンリンピック支援WG
 標記について以下の報告があった。

  • 2025年11月15日(土曜日)から26日(水曜日)までの12日間にわたり開催される東京デフリンピックについて、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会と日本臨床耳鼻咽喉科医会の合同で積極的に支援する。
2023年4月7日掲載
Last update: 2023年4月7日
このページの先頭へ