従来味覚検査として使用してきました濾紙テーストディスクですが、三和化学が製造販売を中止し、市場での供給が得られない状態が続いています。
保険診療や労災での後遺症認定に支障をきたしているため、厚労省は別紙の事務連絡を発出しました。それにより、「濾紙ディスク法による味覚定量検査における味覚液の標準的な調製方法」に基づいて院内調剤で作成した場合には保険請求ならびに労災の申請も可能となりました。
本調剤法は三和化学が日耳鼻に対して開示したもので、今後、可及的早期にホームページ等で公開します。
実際の調剤と運用については各医療機関での方針に則って行ってください。
今後、他の企業により製造販売を行っていただくよう、引き続き日耳鼻として検討と依頼を行う予定です。
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
社会医療部 保険医療委員会
2022年12月27日掲載
Last update: 2022年12月27日