本学会が学術集会・刊行物などで発表する研究においては、医療機器・医薬品・特許を取得するような新規技術を用いた種々の研究が行われ、産学連携による研究・開発が少なくありません。
一方で、産学連携による研究では、公的利益(学術的・倫理的責任を果たすことによって得られる成果の社会への還元)と、私的利益(産学連携に伴い取得する金銭、地位、利権など)を発生することがあります。これらの二種類の利益が一人の研究者個人に生ずる状態を利益相反(CONFLICT OF INTEREST :COI)と呼びます。
利益相反状態が深刻な場合は、研究の方法、データーの解析、結果の解釈が歪められることが危惧され、一方、適切な研究成果であるにも関わらず利益相反が開示されていない場合は公正な評価がなされないことがあります。
近年、ますます産学連携による研究が推奨されており、それに伴う利益相反状態が生じることは避けられず、学会として適切に管理していくことが必須となってきております。これに鑑み、本学会では「利益相反に関する指針」および「利益相反に関する指針細則」を策定いたしました。
本学会が関わるすべての事業、特に理事会、委員会、学術集会・講演会等での発表、および会報、論文、図書などでの発表を行う会員は本指針を遵守し、利益相反状態を自己申告によって適切に開示することが必要です。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の会員の皆様におかれましては、学術集会等の口演発表や会報などの執筆に際して、下記リンク先の「指針・細則」をご覧いただき、必要に応じて下記様式にて申告頂きますようお願いいたします。
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
総務部 利益相反委員会
申告書等様式
- 学術講演会口頭発表・ポスター発表におけるCOIの開示例
- 会報著者のCOI自己申告書
- 役員・委員等のCOI自己申告書
- CPG策定にかかる参加者のCOI自己申告書
- CPG参加者のCOI開示
日本医学会診療ガイドライン策定参加資格基準ガイドライン(2023年6月変更)
Last update: 2023年9月8日