Japan Hearing Visionについて
WHOが新生児期、小児期、成人期、老年期といったライフサイクル別の難聴への取り組みを強化しており、日本の耳の日にちなんで、3月3日を“World Hearing Day”と決めました。こうした世界的な難聴への取り組みに呼応して、本邦でも難聴者が誰一人取り残されず、生き生きとこころ豊かに暮らすことのできる社会の実現に向けて難聴対策推進議員連盟が提言「Japan Hearing Vision」をまとめ、これに沿って、2020年より政府の取り組みが進んでいます。
Japan Hearing Visionは主に三つの柱より成り立っています。
- 出生前、新生児期及び小児期における難聴対策
1)感染症等による難聴の予防
2)難聴児の早期発見、診断
3)難聴児支援の充実 - 成人期、老年期における難聴対策
1)難聴の早期発見
2)騒音等による難聴の予防
3)支援の充実 - ライフサイクルに応じた難聴対策を支える基盤づくり
1)難聴対策を支える人材の育成・活用促進
2)難聴関係の医療機器等の研究開発・活用の促進
3)災害発生時における難聴者(児)の円滑な避難の推進
4)様々なきこえの状態等への理解
詳細はJapan Hearing Visionの提言文およびポンチ図をご覧ください。
(一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会はもちろんのこと、関連団体も、Japan Hearing Visionにあわせた研究や一般向けのパンフレット、テキストの作成を進めています。関係者および一般の方に発信する目的で、これらJapan Hearing Visionに関連する情報を集めました。国民全体に関わる大切なことです。お役立てていただけると幸いです。
- Japan Hearing Vision―ライフサイクルに応じた難聴者(児)支援を実現するために―(提言文)
- Japan Hearing Vision―ライフサイクルに応じた難聴者(児)支援を実現するために―(ポンチ図)
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
1.出産前、新生児期及び小児期における難聴対策
【早期発見・早期療育】
- 新生児聴覚スクリーニングマニュアル(日耳鼻)
- 精密医療機関一覧(日耳鼻)
- 難聴児の言語発達(コミュニケーション)に資する療育に関する調査研究報告書(PwCコンサルティング)
- 「小児人工内耳前後の療育ガイドライン2021年版」(厚労省研究「聴覚障害児に対する人工内耳植込み術施行前後の効果的な療育手法の開発等に資する研究」成果)
- Abstract table
- 精密検査で「難聴」の診断を伝えられたご家族や保護者の方々へ
- きこえない・きこえにくいお子さんをもつママ・パパへ(全日本ろうあ連盟作成)
【難聴児療育】
- 令和2年度軽度・中等度難聴児に対する補聴器購入費用助成制度の地域差に関する調査報告(日耳鼻・臨床耳鼻科医会)
- 難聴児バディ・システムハンドブック(AMED研究「聴覚障害者の社会参加を促進するための手法に関する研究」成果)
- 一側性聴覚障害と医学的介入による両耳聴改善に対する自覚的・他覚的評価方法の開発と医療的介入と社会支援の必要性判断のためのデータベース化(報告書)
- 令和5年度障害者総合福祉推進事業 難聴児支援に係る中核機能の質の向上に関する調査研究事業報告書(PwC コンサルティング)
2.成人期、老年期における難聴対策
- 令和2年度老人保健健康増進等事業(老人保健事業推進費等補助金)の実施についての調査報告(PwC コンサルティング)
- 令和5年度老人保健健康増進等事業 難聴高齢者の早期発見・早期介入等に向けた関係者の連携に関する調査研究事業(PwC コンサルティング)
・報告書
・手引き
・巻末資料
<巻末資料1>聞こえの講話・聞こえのチェック参加者募集リーフレット
<巻末資料2>聞こえの講話資料
<巻末資料3>聞こえのチェックリスト・受診勧奨票
<巻末資料4-1>当日事前アンケート
<巻末資料4-2>当日事後アンケート
<巻末資料4-3>3か月後フォローアップアンケート
- 令和6年度老人保健健康増進等事業 難聴高齢者の早期発見・早期対応等に向けた手引きの活用に関する調査研究事業(PwC コンサルティング)
・報告書
・手引き
・巻末資料
<巻末資料1>参加者募集リーフレット
<巻末資料2>聞こえの講話資料
<巻末資料3>聞こえのチェックリスト・受診勧奨票
<巻末資料4-1>当日事前アンケート
<巻末資料4-2>当日事後アンケート
<巻末資料4-3>フォローアップアンケート
3.ライフサイクルに応じた難聴対策を支える基盤づくり
Last update: 2025年4月16日